どっしりとしたソファーの印象。

ある日のことでした。私の知らない人に会うことになりました。私と妻が婚約した直後でした。妻がその男性にあいさつに行こうと言いました。妻の義理の姉がお世話になった人で、航空間系の偉い人だというのです。妻にとっては特に親しいというわけではなかったようでしたが、妻としては義理の姉のことを考えたのだと思います。

義理の姉は当時スチュワーデスでした。スチュワーデスという呼び方は今はしないようですが。この男性は義理の姉にとっては大事な人らしかったようです。実は男性の自宅で何を話したのか思い出せないのです。唯一憶えているのは高価そうな、つやのあるこげ茶のツヤのあるどっしりとした感じの応接間のソファーの印象だけなのです。もう30年前のことですから、その男性には失礼なのですが、このソファーの印象しか浮かんでこないのです。自分なりに考えましたが、この男性と話したのが一回だけだったことと、私の記憶力の低下だろうと思うのです。しかし矛盾があります。ソファーは目に焼き付いているのです。私が心の中で、こんな立派なソファーが欲しいと思ったからかもしれません。または一つのステータスだと思いそれをうらやましく思ったのかも知れません。ソファーはいろいろな写真を見ると、来日した海外の要人と日本の要人が対話する場面で見かけます。やはりソファーは一つの重要さのシンボルなのかもしれないとも思えます。

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